産業・組織心理学会にて「性格がエンゲージメントスコアに与える影響」について研究発表を行いました

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産業・組織心理学会にて「性格がエンゲージメントスコアに与える影響」について研究発表を行いました

当社は、2022年9月3日・4日に開催された「産業・組織心理学会第37回大会」にて口頭発表を行いました。

●研究発表概要
当社は10分のアンケートで人の性格・価値観と採用おすすめ度を可視化する「ミキワメ適性検査」と、2分のサーベイで社員のエンゲージメントを可視化する「ミキワメウェルビーイング」の2つのクラウドサービスのデータをもとに、個人の性格・価値観とエンゲージメントスコアの関連について研究を進めてまいりました。

結果として、性格によって仕事満足度の感じやすさに個人差があり、それがエンゲージメントスコアの高さにも影響することがわかりました(図1)。

物事を前向きに(楽天的に)捉えやすく、また未知のものに興味が湧きやすい(目移りしやすい、飽きやすい)性格のほうが、サーベイにおいて仕事や職場の満足度スコアを高くつけやすく、また満足度が高いほうがエンゲージメント(やる気や会社への愛着)のスコアも高くつけやすい傾向にありました。

逆に、物事を慎重にとらえ、リスクに目が行き届き、既存の興味を深めたり、専門性を極めようとする性格のほうが、サーベイへの回答に対しては満足のハードルが高く、スコアが低くなりやすい傾向にありました。これは、性格によって全くやる気や愛着が沸かないわけではなく、どんな性格の人でも、仕事の満足度が高まればエンゲージメントも連動して高まる可能性があることを示唆しています。

サーベイ結果によって個別のサポートを検討する場合は、単純な数値や偏差値だけではなく、個々の性格を考慮することでマネジメントの精度をあげたり、フォローの優先度を適切に捉えることでマネージャーの負担感を軽減できる見込みがあります。

学会発表者 佐藤 映
臨床心理士・公認心理師
京都大学大学院 教育学研究科 博士後期課程 単位取得退学
修士(教育学)
株式会社リーディングマーク
プロダクト企画室 組織心理研究所 所長

リーディングマークではお客様にサーベイ結果を提供するだけではなく、社内のコンサルタントが所属するカスタマーサクセスチームが具体的なデータ分析や、面接・面談での活用方法をお客様にレクチャーし、良いチームづくりの支援を行っています。加えて、組織心理研究所では検査・サーベイの継続的な精度向上や、データを用いた実践的な研究を行っております。

今後もリーディングマークでは、採用後のミスマッチをなくす「ミキワメ」、在職者の休職・離職率を低下させる「ミキワメウェルビーイング」によって良い組織作り及び働く人が幸せにあふれる社会を実現できるべく貢献してまいります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000008701.html

本件に関するお問い合わせ先

株式会社リーディングマーク / TEL : 03-6712-7431